《AdWords》国別平均CPC単価、世界的に見て日本はどのくらい?
今回はAdWordsに関するお話です。と言っても、実用的には全く役に立たない部類の話になります。CLIとの商談中のネタ話にでもお使い頂ければ幸いです。
世界一CPCが高い国は…?
参考資料がアメリカのCPCに対してどの程度増減があるかという記述になっておりますので、詳細な単価はわかりませんが、世界で唯一アメリカを上回っている国が《アラブ首長国連邦》のようです。アメリカを100とした場合、8%上回るCPCを記録しているのがアラブ首長国連邦です。ドバイは中東屈指の都市として有名ですね。
参考までにCPCを10位までランキングすると以下のようになります。
3位:オーストリア共和国(一人当たりの名目GDP世界14位)
5位:イギリス(United Kingdom)(一人当たりの名目GDP19位)
6位:ニュージーランド(一人当たりの名目GDP21位)
7位:チリ共和国(一人当たりの名目GDP51位)
8位:スイス連邦(一人当たりの名目GDP4位)
9位:イタリア共和国(一人当たりの名目GDP28位)
10位:カナダ(一人当たりの名目GDP15位)
何となく関連性があるかも知れないと思って、一人当たりの名目GDPのランキングも併記しましたが、全く関係ありませんでした。ちなみに日本のCPCは22位になり、アメリカの約半分の金額になります。
参考サイト
Google検索が寡占している国ほどCPCは高い
当然ですが、検索エンジンがGoogleに依存している国ほど、AdWordsの効果は高くなる傾向にあります。AdWordsがその国の経済活動に深く入り込む事が出来れば、CPCも高騰しやすくなるのは自明の理と言えるでしょう。
その意味では日本は検索エンジンのアルゴリズム自体はGoogleの寡占状態が続いておりますが、Yahoo検索のユーザーも多く、Yahoo自身もリスティング広告のシステムを持っているので、経済活動的な影響力はまだまだ大きくないのかもしれません。
同様に隣の韓国も、検索エンジンシェアに関して特徴的で、《Google 55.97%》《NAVER 36.79%》とGoogleが強いのは間違いないですが、寡占と言える状況ではありません。
参考:
StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share
話はそれますが、同じように特徴的なローカルエンジンを有している代表的な国を見て見ましょう。
中国・ロシアの検索エンジン事情
中国でAdWordsを配信することは可能です。しかし、Google検索自体が無いので検索広告を展開することは不可能です。中国の検索エンジンシェアも非常に特徴があり、《Baidu 74.76%》《Haosou 8.32%》《Soguo Serch 4.83%》等、インターネットの世界でも独自性があります。
参考:StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share
ロシアの検索エンジンシェアは、中国ほど閉鎖的ではありませんが、独自のローカルエンジンが台頭しています。《Google 50.53%》《Yandex 42.32%》とYandexが検討しています。旧ソ連系の国家にもそれなりに影響を及ぼしているポータルサイトで、アメリカに子会社も持っています。
参考:
StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share
あまり、AdWordsとは関係ない話でしたが、如何でしたでしょうか。