Adbian Nights

AdWords千夜一夜。リスティング広告に関して徒然と。《AdWords Arabian Nights.With respect to listing advertising , it is various writing.》

《AdWords》リマーケティングがなぜ重要なのか?

リマーケティングを設定していないアカウントがかなり多い事実

《リマーケティング広告》を設定していないアカウントは実はかなり多いです。

アカウントによって(ビジネスによって)リマーケティング広告の向き不向きは勿論あるのは重々承知の上で申し上げますが、リマーケティング広告は出来れば設定するべきでしょう。

特に商品やサービスの販売と目的としたプロモーションなら必須と言って良いでしょう。検索ネットワークのみのプロモーションをしているのであれば、敷居は若干高くなってしまいますが、GDN兼用、若しくはGDNのみのプロモーションをしているのであれば尚更です。

何より、リマーケティングに別途費用が発生するのであれば話は別ですが、リマケティングタグを発行し、又はアナリティクスとリンクしてリマーケティングを設定するのは《無料》です。(広告費は別途設けなければなりませんが) 

support.google.com

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《AdWords》国別平均CPC単価、世界的に見て日本はどのくらい?

今回はAdWordsに関するお話です。と言っても、実用的には全く役に立たない部類の話になります。CLIとの商談中のネタ話にでもお使い頂ければ幸いです。

 

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世界一CPCが高い国は…?

参考資料がアメリカのCPCに対してどの程度増減があるかという記述になっておりますので、詳細な単価はわかりませんが、世界で唯一アメリカを上回っている国が《アラブ首長国連邦》のようです。アメリカを100とした場合、8%上回るCPCを記録しているのがアラブ首長国連邦です。ドバイは中東屈指の都市として有名ですね。

参考までにCPCを10位までランキングすると以下のようになります。

 

1位:アラブ首長国連邦(一人当たりの名目GDP世界23位)

2位:アメリカ合衆国(一人当たりの名目GDP世界11位)

3位:オーストリア共和国(一人当たりの名目GDP世界14位)

4位:オーストラリア連邦(一人当たりの名目GDP世界5位)

5位:イギリス(United Kingdom)(一人当たりの名目GDP19位)

6位:ニュージーランド(一人当たりの名目GDP21位)

7位:チリ共和国(一人当たりの名目GDP51位)

8位:スイス連邦(一人当たりの名目GDP4位)

9位:イタリア共和国(一人当たりの名目GDP28位)

10位:カナダ(一人当たりの名目GDP15位)

 

何となく関連性があるかも知れないと思って、一人当たりの名目GDPのランキングも併記しましたが、全く関係ありませんでした。ちなみに日本のCPCは22位になり、アメリカの約半分の金額になります。

 

参考サイト

www.wordstream.com

 

Google検索が寡占している国ほどCPCは高い

当然ですが、検索エンジンGoogleに依存している国ほど、AdWordsの効果は高くなる傾向にあります。AdWordsがその国の経済活動に深く入り込む事が出来れば、CPCも高騰しやすくなるのは自明の理と言えるでしょう。

その意味では日本は検索エンジンアルゴリズム自体はGoogleの寡占状態が続いておりますが、Yahoo検索のユーザーも多く、Yahoo自身もリスティング広告のシステムを持っているので、経済活動的な影響力はまだまだ大きくないのかもしれません。

同様に隣の韓国も、検索エンジンシェアに関して特徴的で、《Google 55.97%》《NAVER 36.79%》とGoogleが強いのは間違いないですが、寡占と言える状況ではありません。

参考:

StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share

 

話はそれますが、同じように特徴的なローカルエンジンを有している代表的な国を見て見ましょう。

中国・ロシアの検索エンジン事情

中国でAdWordsを配信することは可能です。しかし、Google検索自体が無いので検索広告を展開することは不可能です。中国の検索エンジンシェアも非常に特徴があり、《Baidu 74.76%》《Haosou 8.32%》《Soguo Serch 4.83%》等、インターネットの世界でも独自性があります。

参考:StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share

 

ロシアの検索エンジンシェアは、中国ほど閉鎖的ではありませんが、独自のローカルエンジンが台頭しています。《Google 50.53%》《Yandex  42.32%》とYandexが検討しています。旧ソ連系の国家にもそれなりに影響を及ぼしているポータルサイトで、アメリカに子会社も持っています。

参考:

StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share

 

 

 

あまり、AdWordsとは関係ない話でしたが、如何でしたでしょうか。

《Listing Ads》2016年のトレンド予測

昨年末の話ですが、bing ads公式ブログに面白い記事がありましたのでご紹介しますね。

advertise.bingads.microsoft.com

マーケットが異なるので、一概には言えませんが、参考にするべき点は多く含まれてます。

ご参考までに、検索ボリュームというマーケットに関しては、日本では前回記事でも書きましたが、Googleの寡占状態が続いておりますが、今回舞台となっているイギリスの検索エンジンシェアのGoogleの一強状態となっています。bingに関しては、昨年末のシェアで5.91%となっておりますので、"日本よりもまだマシ"程度の認識で良いと思います。

参考:StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share

 

1.2016年はデジタルメディアの支出がTVの支出を上回る

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アメリカでも同様の予測が出てますね。世界的な流れである事は間違いなく、メディアの中心がTVからネットに移る一つの指標でしょう。リアルの中心はまだまだTVの方が強い世代があるので、もう少し先になるかもしれませんが、《広告》という観点から見た場合は2016年が世界的な分岐点になるかもしれません。

ちなみに私はAdWordsの専門家ですので、この予測は非常に喜ばしい事ではあります。

Search accounted for the second highest digital adspend channel in 2015 – 22% of all digital media spend (IAB). As the industry sector is predicted to grow, 2016 will see search surpass TV budgets in 2016. To stay competitive, understanding how best to utilise search within the marketing mix and leveraging insights from this channel will be vital.

引用元:

From Search to Searchers: Six for ‘16 predictions

2.もっともっとユビキタスな世界に

当たり前の予測かと思いますが、《消費者=ユーザー》にとって《検索》という行動がリアルタイムで行う、又は行いたいという要求が顕著になると予測されます。デバイスやサービスの進化によって、企業のマーケティング担当者は、より一層《検索》という事に対して取り組む必要があるでしょう。

2016 will see marketers recognise the ubiquitous nature of search. Search will permeate more devices and services than ever before, becoming smarter and more important as a source of consumer engagement and comprehension.

引用元:

From Search to Searchers: Six for ‘16 predictions

3.モバイル端末の使用は移動中のみではなくなる

モバイル端末というと、スマホが代表的なデバイスですが、現在ではタブレットも浸透してきました。しかし、実際はモバイル端末と呼ばれるデバイスを《移動中》にのみ使用するという状況ではなく、《家に居ながら、パソコンがあるにもかかわらず、利便性が高いので、スマホタブレット)を使用している》というのが実情ではないでしょうか。

消費者は移動していないときでも、モバイルデバイスを好んで利用しているという現実を受け止めた時、企業のモバイルマーケティング戦略というのは不要となり、《モバイル》と別枠を設ける必要が無い事を認識しなければならないでしょう。

Mobile will no longer be part of the marketing strategy, it will be the marketing strategy. Consumers prefer to use their mobile device even when not on the move because their digital experience is convenient and more personalised than on the desktop. Marketers should consider how desktop supplements the mobile experience, not the other way round. Cross device attribution is important in understanding how the two mediums work hand in hand to operate effectively.

引用元:

From Search to Searchers: Six for ‘16 predictions

4.音声検索に対して対策をする必要がある

Appleの《siri》やGoogleの《OK Google》のメディア露出が増えたのが2015年でした。特に《OK Googleはtrueview広告も多く配信されており、目にした方も多いのではないでしょうか。

音声認識やジェスチャー制御の採用が増えてきている事実は、《消費者がタイピングをしたくない》という本質を示していると言えます。より自然に、対話という方式で検索行動ができる事を期待しています。

2016年には、音声検索がサポートする会話の性質に着目し、新たなテクノロジーが登場し、新たな検索行動が登場するかもしれませんね。

The adoption of voice recognition and gesture control demonstrates that consumers today don’t want to rely on typing; they expect to interact with information in more natural ways. As a result, 2016 will see new search behaviours emerge, focused on the conversational nature that voice search supports. With digital personal assistants already in pockets, we’re bound to see wider audiences adapting behaviour to utilise this new technology.

引用元:From Search to Searchers: Six for ‘16 predictions

まとめ

他にも何点か《予測》の記述がありますが、日本のデジタルマーケティングにおいて参考になりそうなのは以上でした。企業の担当者としては、先の先の世界まで予測しなければならないので大変です。特に音声検索、ジェスチャー検索に関しては、広告業界でも大きな革新があるのではないかと注視してみたいですね。

《Digital Marketing》2016年の始めに考えること

2016年になりました。

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2016年になりました。今年もデジタルマーケティングの世界では、様々な変化があるでしょう。Googleの検索アルゴリズムも変化するでしょうし、Facebookも変化し続けるでしょう。より良い結果を出す為にも、マーケットの変化に合わせて変化し続ける必要があります。本来なら既に対応させていなければならない項目を列挙してみましょう。

 

レスポンシブWebデザインは当たり前

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未だにスマホに最適化されていないWEBサイトを散見します。デジタルマーケティングを重要視していないのでしょうが、そろそろ本腰を入れる必要があります。一昔前は電話帳に記載がない企業は《信用度》が若干落ちる時代があありました。現代は《Webサイト》を持たない企業の信用度が落ちる時代です。

Googleはユーザーが外出先でも検索エンジンを利用している事を当然知っていますし、ユーザーの利便性を重要視しています。可能な限り最善の方法でユーザーにサービスを提供したいと考えています。

Googleがモバイルフレンドリーを重要視し、モバイルフレンドリーではないWebサイトがオーガニック検索で検出されなくなる日が来るかもしれません。

日本の検索エンジンのシェアはGoogleの一強状態ですから尚更対策を早く打たなければならないでしょう。

(※2015年11月現在 Google検索62.23%、Yahoo検索34.79%、bing検索2.59%で、Yahooの検索アルゴリズムGoogle製の為、実質Google検索で97.02%占有)

参考:

StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share

モバイル フレンドリー テスト

Webサイトは常に更新し続ける必要がある

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Googleは高品質のWebサイトを好みます。高品質という曖昧な表現で申し訳ないですが、主に重要視している点は、《ユーザーが見やすいサイト構成》と《常にタイムリーなコンテンツの供給》している事と考えられています。

ユーザーが見やすいサイト構成には、先述のモバイルフレンドリー要素も含まれていますし、タイムリーなコンテンツの供給には、ユーザーの滞在時間のように数字としてわかりやすい要素も含まれています。

ユーザーがすぐにサイトを離れる原因として、Googleは検索クエリとサイトのコンテンツが一致していないと見なしている傾向があります。このようなロスを防ぐ為にも、デジタルマーケティングを重要視するのであれば、サイトは常にタイムリーなコンテンツを更新し、検索クエリと関連性の高いコンテンツを持つ必要があります。

スパムリンク対策は万全か

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1999年にGoogle検索エンジンに大きな変更がありました。わかりやすく言うと《被リンクの多いサイトは、それだけマーケットにおいて重要なサイトである》という考え方を改めます。現在は自然に被リンクを稼いでいるサイトに加え、Googleの中の人自身の目で検索クエリをチェックし、サイトコンテンツをチェックしていると考えられます。逆に、不自然なリンクが多いサイトの評価は著しく低く評価する体制に変化しています。

つまるところ、有意義なコンテンツ、製品をGoogleはユーザーに届けたいというマインドが根底にあることをベースにDigital Marketingを考えなければなりません。

ソーシャルメディアを重要視する

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ソーシャルメディアの存在を無視してDigital Marketingは成り立たなくなっています。それだけ現在はソーシャルメディアに存在感があります。企業にとっても、CSの観点から見てもソーシャルメディアは重要です。ユーザー、消費者の要求は高くなる一方です。

しかし、将来的にはソーシャルメディアを避けた企業は没落していくかもしれません。自社にとって否定的なコメントを恐れずに、立ち向かい、顧客を教育していかなければならなくなるのが2016年からかもしれません。

肯定的や賛美されるコメントが並ぶのもソーシャルメディアという事実を忘れない事が重要です。

リスティング広告

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GoogleAdWordsやYahoo!JAPANプロモーション広告、Facebook広告に加え、2015年にはInstagram広告も一般化しました。各々リーチは異なりますし、どれが良いという事はないですが、プロモーションの必要性を感じているのであれば、最適の設定で行う必要があるでしょう。自社のビジネスはマーケットに左右されます。そのマーケットを選び、マーケティングを行うべきかは、慎重に行うべき話です。

 

 

皆さんの会社では、今年はどこから改善しますか?

 

《Profile》About the Author

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はじめまして。お時間がある時にでも、覗いて下さいまし。専門はリスティング広告になります。業界のお話を徒然と。

 

How do you do. Even when there is time , you should look into . With respect to listing advertising , it is various writing.